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名盤 ブルックナー:交響曲第4番【17】 クレンペラー(51)

クレンペラーウィーン交響楽団ブル4
第1楽章・第3楽章
オットー・クレンペラー(指揮)
Otto Klemperer
1951年3月19-23日
ウィーン

第1楽章
演奏時間が13分27秒という短さ! どのような演奏だか効く前から予想がついてしまいますね。
ホルンの主題呈示から駆け足です。感想を言葉にする暇も無くどんどん曲が進行していきます。なぜこんなテンポで演奏しなければならないのか理解できません。第2主題も速い速い。もしかしてクレンペラーはこの曲を冗長に感じ、あえてこのような速度を採用しているのでしょうか。じっくり聴かせてほしい場面でも、すごい勢いで通り過ぎてゆきます。情緒もなにもあったものではありません。さすがに金管群によるコラール楽句は少し減速しますけれどね。
展開部の速さもめちゃくちゃで終始暴風が吹き荒れています。しかし慣れてくるとこのテンポが快感に思えてくるから不思議。
再現部のフルートのオブリガードも忙しいです。LPだったら回転数を間違えていると思うでしょう。45回転くらいのスピードです。初めて聴く人(そして毎日聴かなければならない私のような人)にはよいかもしれませんが、明らかに異形の演奏と言うべきです。晩年のクレンペラーとはえらい違いです。

第3楽章
若干速いくらいで、さすがにこの楽章は普通のテンポです。演奏できなくなってしまいますからね。第1楽章が猛烈なスピードだったので、最初は違和感を覚えますが、キレがよく重厚感にも欠けていないので、なかなか良い演奏に仕上がっていると思います。あまりテンポを落とさず展開部が演奏され、テンポ・プリモを感じさせずに再現部に戻ります。
トリオ部は、さすがにスケルツォ主部との性格的コントラストを意識したのか、がらりと雰囲気を変えていますが、それでも十分速く、なんだかせかせかしています。

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