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名盤 ブルックナー:交響曲第4番【14】 ギーレン

ヘッドフォン(AKG K712PRO)のケーブルを取り替えてみました。リケーブルというやつです。確かに音が変わった! 何度確認しても音質が違う! でも、確かに音が良くなったとは言い切れません。もしかして無駄な投資だったのだろうか? せっかくなので交換したオヤイデ電気のケーブルで聴きます。


ギーレンブル4
第1稿:1874年稿)
第1楽章
バーデンバーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団
ミヒャエル・ギーレン(指揮)
Michael Gielen
1994年4月12-15日セッション
バーデンバーデン,ハンス・ロスバウト・スタジオ

第1楽章
ホルンの主題が直線的で素朴に響きます。続く木管のハーモニーはいつもと違った響きで……、そう、これは第1稿による演奏なのでした。聴くまで気がつきませんでした。びっくりした。第2稿に聴き慣れているとホントに驚きますよね。でも版の違いを大らかな心で楽しみましょう。突然現れるゲネラルパウゼの後の第2主題も色とりどりでアルプスのお花畑のようではありませんか。またしても出現するゲネラルパウゼの後にはトゥッティのffで、ずいぶん形の変わった(変わる前だけど)第3主題が呈示されます。金管群によるコラール楽句もあまり印象的とは言えないけれど、興味深く聴くことができます。その後は第2稿の方が洗練された音楽になっていますが、どこか粗野なところがある第1稿は、突然暗雲が立ちこめてきたようで、やがて雲の切れ間から光りが差し込むのが感動的です。
展開部はもはや別の音楽です。この音楽があの大変洗練された第2稿に変わってしまうのですから、ブルックナーという人はすごく不思議です。聴き慣れた場面になるとなんだか嬉しくなります。知らない人ばかりの中で知人に出くわしたときような気持ち。しかし聴き進むにつれて戸惑うときが増えてきます。第1稿は革新的な音楽なのでした。
再現部のオブリガードはフルートではありません。ゲネラルパウゼが多いですね。突然のトゥッティで驚かされたり、野性的なブルックナーの音楽は「ロマンティック」というタイトルからほど遠い感じがします。終了したかと思ったら、これも全楽器の休止で音楽は再開し、第1主題が壮麗に演奏されずに終わります。演奏の感想を全然書いていないですね。

第3楽章は第2稿とは別の音楽なので感想は省略します。

良い演奏と感じたので【お薦め】にしてもよいのですが、第1稿の演奏について私の価値基準が出来上がっていないので保留というところでしょうか。でも、第1稿の特性をよく活かした演奏ですよ。そう思いました。

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