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名盤 ブルックナー:交響曲第4番【13】 カンブルラン

カンブルランブル4
「ロマンティック」
第1楽章・第3楽章
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
(南西ドイツ放送交響楽団)
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
Sylvain Cambreling
2003年9月22-26日(ライヴ)
ドルトムント,コンツェルトハウス

第1楽章
ブルックナー開始及び第1主題呈示は無難で、ここは超がつく一流オーケストラでないとなかなか差がつかないところ、と思っていたら、第1主題群中の2つ目の主題(経過主題)は速めのテンポでぐいぐい突き進みます。第2主題は気持ち速めの歯切れのよいリズムで、旋律を良く歌わせています。トゥッティでの第3主題は盛大であり、カンブルランらしい、よく整理整頓された演奏が続き、金管群によるコラール楽句も印象深く惹きます。テンポは速めのままコデッタ部に移行します。リズムの扱い方が面白いです。
展開部は、リズムを強調するので、例のティタァタッタッタッがこれでもかと執拗に響く感じです。たまにさえずる木管が美しい。展開部の一番の聴かせどころはもっと大河っぽく聴かせてほしいところ。テンポを落としてほしいところもスイスイ進みます。
再現部も、なにもそんなに急がなくてもと思うテンポで、冗長さを嫌ったのでしょうか。第2主題はリズムの取り方がやはり面白いです。メリハリを効かせた進行ですが、ここはもっと聴かせてほしいというところもあっさり通り過ぎてしまいます。最後はきちんと壮麗に終わります。16分48秒

第3楽章
意外ですが、遅めのテンポです。極力全ての楽器を聴かせようという分析的な演奏が続きます。
展開部は、これも遅めに始まり、時には過剰と思えるくらい、旋律が歌い込まれます。
走りそうになるのを、ぎゅっと手綱を締めて再現部となります。うーん、もうちょっと速いほうがよいと思うのですが。ちょっと中途半端な印象がありますね。
トリオ部のレントラー主題は当然のごとく遅くて、抒情性豊かにメロディをよく歌わせています。
スケルツォ主題へダ・カーポします。


頭に思い描いている交響曲第4番「ロマンティック」とは、一風変わった演奏でした。ちぐはぐにも感じられました。


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