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名盤 ブルックナー:交響曲第4番【08】 ヴァント(98L)

ヴァントベルリンブル4
「ロマンティック」
第1楽章・第3楽章
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ギュンター・ヴァント(指揮)
Günter Wand
1998年1月30,31日・2月1日(ライヴ)
ベルリン,フィルハーモニー

NHK交響楽団との1982年4月14日ライヴや、北ドイツ放送交響楽団との1996年10月11-13日ブルックナー歿後100周年記念演奏会ライヴは今回入手していないので、ベルリン・フィルとのライヴを聴くことにします。

第1楽章
冒頭のトレモロからして魅力的なサウンドで、惚れ惚れとする朗々たる音色のホルンが主題を呈示し、木管も絶妙な音量です。経過主題の音量と迫力も十分で実に立派な演奏。第2主題はもう少し軽やかでもよいかと思いますが、その後は豊麗な弦楽部の演奏に心を奪われます。トゥッティでの第3主題も堂々たる演奏で申し分ありません。金管群によるコラール楽句も響きに厚みがあり、コデッタ部も実に精妙な演奏です。
展開部は、ベルリン・フィルのサウンドが圧巻で、ヴァントの常に適切な指揮のもと、全く文句の付けようのない演奏が繰り広げられていきます。
やや控えめなフルートのオブリガードが加わって再現部となります。突然
トゥッティで現れる主題の強奏の威力もさすがベルリン・フィル、細かいところまで目が行き届いた演奏で、音楽は自然に昂揚していきます。ただ、最後になってテンポを落とすのは勢いが削がれた感じで少し惜しいかも。コーダでは第1主題が大変壮麗に奏でられます。繰り返しになりますが、とても立派な演奏です。

第3楽章
信号風音型による主題呈示は堂々と格調高く演奏されます。
テンポをぐっと遅めにとったた展開部は全く別の世界観を創出しており、濃厚な味わいです。テンポ・プリモとなり、元に戻りますが、管・弦の絶妙なバランスが心地良く、これも圧倒的な演奏のうちに終わります。
トリオ部は、弦楽部の変ト長調主和音が大変のどかで、レントラー主題は他の演奏とは全然違い、農民舞曲よりずっと洗練されたものになっています。
ゲネラルパウゼを1小節置いてスケルツォ主題へダ・カーポします。感想は省略します。


それほどすごい演奏とは思っていなかったのですが、聴き比べてみた結果、これはすごい演奏だということがよくわかりました。聴き比べの7回目ですが【決定盤】にしたいと思います。(今、第4楽章を聴いているのですが、王道を行くという感じで、少し立派過ぎるような気もしますね。)

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