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名盤 ブルックナー:交響曲第7番【71】 オイゲン・ヨッフム(79L)

ヨッフムミュンヘンブル7縮小
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
オイゲン・ヨッフム(指揮)
Eugen Jochum
1979年11月8日(ライヴ)
ミュンヘン、ヘルクレスザール

ブルックナー演奏に定評のあるミュンヘン・フィルと、ブルックナー指揮者として名高いヨッフムによる演奏です。期待の一枚!

第1主題は、ちょっと崩れそうでいて崩れない出だし。弦は念を押すように一音一音を心を込めて弾いていますが、ちょっぴり神経質に思われるかもしれません。昨日のシュターツカペレ・ドレスデンとの録音にも感じたことですが、ミュンヘン・フィルヨッフムの指揮に慣れていなのかも。そんなことは細かいことで、これはこれで十分名演だと思います。沈潜していくテューバの響きは良いです。。

第2主題はミュンヘン・フィルはくすんだ響きを持ち味としていますので、あまり晴れ晴れとしていません。ほんの少しぎこちなさも感じますが、第2主題も旋律をよく歌わせており、血の通った演奏を聴かせてくれます。彫琢されてはいるものの、いまひとつ洗練されていないようにも思えますが。

第1主題の再現は、じっくりことこと煮込んだ彫りの深い演奏ですが、やはりヨッフムの指示がすみずみまで浸透しているとは言い難く、表現がいまひとつこなれていないようです。もう少しテンポが速いほうがこうしたことが目立たなくてよかったかもしれません。主題の全部の声部が揃う場面など、もっと押し出しの強さがあってもよいように思います。ぐくしゃくしながら訪れる最初の頂点もまぁまぁということろ。

その点、テンポが速いので、第2主題の再現はあらが目立たない感じです。後ろ髪を引かれるように終り、次の展開へと進みます。

いよいよ第1主題の2回目の再現となりますが、うーん、オーケストラの鳴りがよくないような……。変奏的展開はもっと雄大であってほしいです。頂点はシンバル、トライアングル、ティンパニ入りで、ここはさすがにミュンヘン・フィルは頑張っています。

コラールの部分は、良いと思います。この演奏の白眉といえます。バランスが優れています。弦と木管による部分もなかなか雰囲気が良いです。らすとも平穏のうちに終わります。最後はさすがヨッフムと思える演奏でした。

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