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名盤 ブルックナー:交響曲第7番【70】 オイゲン・ヨッフム(76)

ヨッフムドレスデンブル7
オイゲン・ヨッフム(指揮)
Eugen Jochum
1976年12月11-14日
ドレスデン,ルカ教会

ヨッフムシュターツカペレ・ドレスデンブルックナー交響曲全集(第1番~第9番)って、9枚汲BOXですごく安く売られているのですね。HMVだと会員価格で1,690円です。そこまで安くしなくてもと思うのですが。

第1主題は、出だしは悲痛な色合いが濃く、弦が中心となってからは、DGの録音とは打って変わって滑らかなになりましたが、細部の作り込みはベルリン・フィル盤と基本的に同じだと思います。ただ、録音がちょっと変で、うまく言えませんが、なんか不自然なサウンドです。これが旧EMIが嫌われる点でしょうか。

第2主題は、ちょうどよいテンポで豊かに歌われていきますが、どうしても録音が気になってしまいます。なんでこんな風に録るかな! 録音が気になって演奏が楽しめないなんて、私も未熟だなぁと思いつつ、楽曲は次の場面に移ります。

第1主題の再現は、出だしはベルリン・フィル盤のほうが覇気があってよかったと思います。シュターツカペレ・ドレスデンとオイゲン・ヨッフムとの間に隙間か薄い膜のようなものがあって、ヨッフムの意図が十全に表現できていないようなもどかしさを覚えます。そう聴こえるのも録音のせい? ただ、そうは言ってもさすがはシュターツカペレ・ドレスデンで、時々ドキっとするような表情を見せることがあります。この楽章最初の頂点はのんびりとした雰囲気で、あまりよくありません。なんだか他人事のような演奏です。

第2主題の再現は、美しいですが、なんだか気楽に弾いているように聴こえ、これはヨッフムの指示なのでしょうか。

第1主題の2回目の再現は、最初はこれから何かが起きるという予感を感じさせるものです。しかし、その後は求心力が不足しています。全体に明るいサウンドなのもいけません。頂点はシンバルを鳴らしますが、ちょっととってつけたような感じもします。録音のせいか重量感不足なのも気になります。

頂点に続くコラールの部分は、ベルリン・フィル盤と同様で、ホルンが入ってからスケールが大きくなります。弦5部と木管による部分は、割と速めのテンポで淡々と進行していきます。

う~ん。
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コメント

コメント(4)
聴き直してみよう・・・
こんばんは。
ヨッフムの第7番は下記の4種類を持っていて、以前、1楽章から4楽章までの全曲としてブログでは下記のようにHIROちゃんは評価をしました。ただし演奏の正しい記憶も曖昧な中、適当な評価かもしれません・・・・

ベルリン・フィルハーモニーO(1964) ★★★★★
アムステルダム・コンセルト・ヘボウO 1970/3/15ライブ ★★☆
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(1976) ★★★★
フランス国立管弦楽団(1980) ★★
コンセルト・ヘボウO 1986/9/17 昭和女子大学 ★★

ハルコウさんがお聴きになりたいとおっしゃった1970年3月15日のコンセルトヘボウとの録音は★★☆と評価したので、再度、聴いてみたいと思っています。評価が変わるかもしれません。
なお、この第7番は、かなり前ですが、タワーレコード限定で、第7番、第8番の2枚組CDで税込み1,980円で発売されたものを購入したものですが、現在は廃盤になっていますね。

HIROちゃん

2021/10/27 21:00 URL 編集返信
これも聴き直してみよう・・・
来日演奏の昭和女子大学での コンセルト・ヘボウO 1986/9/17 の演奏も聴き直しが必要かも・・・

HIROちゃん

2021/10/27 21:03 URL 編集返信
ハルコウ
Re:聴き直してみよう・・・
HIROちゃんさん
ブルックナー指揮者というと、巷ではよくクナッパーツブッシュやシューリヒトの名があがりますが、私にとってのブルックナー指揮者はずばりオイゲン・ヨッフムなのです。今回はベルリン・フィル(1964)、シュターツカペレ・ドレスデン(1970)、ミュンヘン・フィル(1979L)、コンセルトヘボウ管(1986l)の四種類について感想を書きますが、コンセルトヘボウ管(1970L)、フランス国立管(1980L)はもっていないのです。ヨッフムの大ファンを公言しておきながら、情けないことです。でもHIROちゃんさんの評価はあまり高くないのですね。聴かなくてよい演奏なのかもしれません。

HIROちゃんさんの評価では、シュターツカペレ・ドレスデン(1970)が★四つですか。私はあまりよいとは思えなかったので、いずれきちんと聴き直してみたいと思います……。

ハルコウ

2021/10/27 22:21 URL 編集返信
ハルコウ
Re:これも聴き直してみよう・・・
HIROちゃんさん
明日はいよいよ昭和女子音楽大学人見記念講堂での1986年9月17日ライヴについて感想を書きます。この演奏は数あるブルックナーの交響曲第7番の録音の中でもとりわけ素晴らしいと思っているもので、心して聴き直したいと思うのですが、耳が肥えてしまっているので辛口の感想になってしまうかもしれません。【決定盤】と付ける予定なのですが。

ハルコウ

2021/10/27 22:22 URL 編集返信
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