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名盤 ブルックナー:交響曲第7番【68】 マリス・ヤンソンス(2007L)


このブログの記事は前日に予約投稿しているため、最新のニュースを書くことができないのですが、オランダの名指揮者であるベルナルト・ハイティンクが2021年10月21日に亡くなりました。92歳だったのでしょうか。2019年に引退していたので、過去の人というイメージがありましたが、ハイティンクも世を去ってしまったのかと思うと悲しいものがあります。

ハイティンクが引退した2019年には、マリス・ヤンソンスが亡くなっていました。こちらはもう2年経ってしまったのですね。つい最近のことのように思われます。

ヤンソンスバイエルンブル7
バイエルン放送交響楽団
Mariss Jansons
2007年11月4日(ライヴ)
ウィーン,ムジークフェラインザール

第1主題は、深い呼吸による演奏が素晴らしいです。弦が中心となる部分も、十分気持ちが入っていて、かつ自然であり感動的です。テンポがやや速めなのも好ましいです。

モデラート第2主題も気品があり、音楽の流れになんら作為が感じさせないところが良いです。安心して音楽に身を委ねられます。

第1主題の再現は、哀愁を帯びて始まり、その後の展開部はときに素っ気なさ過ぎると思うこともあるのですが、丁寧な音楽づくりで美しいです。全体にしっとりとしていて滑らかで抒情的。この楽章最初の頂点と説明されている箇所も、ちっとも威圧的ではありません。

第2主題の再現は、これまで書いたとおりで、少しムードに流されているようにも感じられますが、好ましい表現であると思います。

第1主題の2回目の再現は、けして力まず、抑制された表現です。それゆえ頂点に向かっての進行はあまり盛り上がっていきません。それゆえ、頂点のシンバルやトライアングルが余計に感じられます。

頂点に続くコラールの部分は、これから冬を迎える秋を思わせるものです。響きは暖かいものの、冷たい風が吹いています。弦と木管による部分は、静謐感が見事と思いました。

求心力には欠けるとこごありましたが、良い演奏と思います。


なお、今回は聴けなかったディスクです。

ヤンソンスコンセルトヘボウブル7
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
Mariss Jansons
2012年12月23,25日
アムステルダム、コンセルトへボウ

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