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名盤 ブルックナー:交響曲第7番【64】 ロリン・マゼール(99L)

「読書の秋」なので本を読んでいます。ちょっとしたきっかけで、アガサ・クリスティに興味を持ちました。ウィキペディアによると「彼女の作品は英語圏を越えて、全世界で10億部以上出版されている。聖書とシェイクスピアの次によく読まれているという説もあり、ユネスコの文化統計年鑑(1993年)では『最高頻度で翻訳された著者』のトップに位置している。ギネスブックは『史上最高のベストセラー作家』に認定している」のだそうな。「アクロイド殺し」「オリエント急行の殺人」を読み終え、今は「ナイルに死す」を読んでいます。面白くて止まらなくなります。もっと早く読み始めるべきでした。なお、アガサ・クリスティはどの本から読めばよいかという問題についてはネットで検索すれば回答が得られるのですが、そこに書かれている感想にはヒントが隠されています。読んではいけません。あぶないあぶない。

マゼールバイエルンブル7
ロリン・マゼール(指揮)
Lorin Maazel
1999年1-3月(ライヴ)
ミュンヘン,ガスタイク

1999年の1月から3月にかけてミュンヘンにあるガスタイクのフィルハーモニーで行なわれた、ブルックナーの交響曲全曲演奏会をバイエルン放送がライヴ・レコーディングしたものの一曲です。

第1主題は、悲劇性をことさら強調するのではなく、音楽的な美しさを追求しているようです。バイエルン放送交響楽団の響きが美しいです。

第2主題はやや速めのテンポで、すっきりしています。自然な感興によるテンポの緩急差もあり、機械的な演奏ではありません。最後は気持ちのこもった演奏を聴かせます。

第1主題の再現は、全体的に丁寧に演奏され、抑制された表現です。この楽章最初の頂点は、きちんと盛り上がり、金管の輝かしい響きを聴くことができます。

第2主題の2回目の再現は、これだけ聴いている分には何の過不足も感じません。美しい音楽に身を任せているだけです。

第1主題の2回目の再現は、さすがに最初から意気込みが違っているように感じます。頂点はいささか唐突ですが、盛大に盛り上がります。

続くコラールの部分は、ここだけは気持ちがかなり入っているように感じられます。弦と木管による部分は澄み切った叙情性が美しいです。

この楽章だけ取り出して聴くのであれば、物足りない演奏ですが、全4楽章の中の1楽章ということであれば、このくらいでちょうどよいのかもしれません。

終始バランスの良い演奏でした。

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