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名盤 ブルックナー:交響曲第7番【63】 ロリン・マゼール(88)

購入してから一度も聴いていなかった、ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団の、ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」(1966年ライヴ)を聴きました。なぜセルは「オックスフォード」を取り上げたのだろうと繰り返し聴くうちにこの曲が好きになり、(第92番は含まれないけれど)ロンドン・セット(第93番から第104番)を複数の指揮者の演奏で、毎日聴いていました。ブルックナー交響曲第7番の次はハイドンにしようと思い、どの曲を取り上げるか真剣に考えました。そんなとき、間違ってスマホに入れてしまったシューマンの交響曲第4番にも惹かれました。これはカラヤン/ベルリン・フィルの1957年の録音で、残念ながらモノラルなのですが、熱気と集中力が凄まじくて圧倒されました。そんなこんなで先週はあまりブルックナーを聴いていないのですが、マゼール指揮による2種類の演奏を聴こうと思います。

マゼールベルリンブル7
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ロリン・マゼール(指揮)
Lorin Maazel
1988年2月24・25日

第1主題は、ベルリン・フィルの端正なサウンドに始まります。弦を中心にゆったりとした部分も引き締まっていて、旋律をよく歌わせているとは思うものの、ちょっとドライな感じがします。最後も機械的です。

第2主題は落ち着いたテンポで、ベルリン・フィルの清楚な弦が魅力的ですが、感興に乏しく、音楽を表現しようという積極性がうかがえません。美しいことは美しいのですが。

第1主題の再現は、丁寧な演奏で、ベルリン・フィルは巧いなぁと思うものの、それ以上のものはなく、退屈な音楽になってしまっています。このような演奏の感想を書くのは難しいです。

第2主題の再現は、ただただ美しく、しかし、ムード音楽調です。

第1主題の2回目の再現になってくると、このマゼールの音楽づくりにも慣れてきて、音楽に自然に身を任せているのが心地良くなってきます。頂点ではシンバルとトライアングルが炸裂し、壮大です。

頂点に続くコラールの部分は、さすがベルリン・フィルと言うべきです。しかし、弦と木管を主体とする部分は、やっぱり機械的です。

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