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今日聴いたCD J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 BWV846-893【4】

在宅勤務だと、朝から晩までいくらでもCDを聴けそうですが、実際はそうでもないのです。平均律クラヴィーア曲集全曲でCD4枚ですが、これを聴くのがやっとというところ。何かと忙しいのです。さて、

「レコード芸術」2020年5月号「特集 新時代の名曲名盤500」における「平均律クラヴィーア曲集」の名盤でピアノによるものは、第2位:リヒテル(1970,72,73年録音)、第5位:ニコラーエワ(1984,85年録音)、第7位:シフ(2011年録音)、同:シュ・シャオメイ(2007,09年録音)、同:シュタットフェルト(第1巻のみ,2008年録音)、第11位:エマール(第1巻のみ,2014年録音)、同:グールド(1962,63,65-67,69,71年録音)です。

今日は第5位のタチアナ・ニコラーエワのピアノでJ.S.バッハ平均律クラヴィーア曲集を聴きました。

ニコラーエワで重要なエピソードを引用します。

1950年に、バッハ没後200周年記念のライプツィヒ・ヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクールにて優勝。当地に出席していたショスタコーヴィチと、生涯にわたる親交を結んだ。ショスタコーヴィチはニコラーエワバッハ演奏に触発されて《24の前奏曲とフーガ》を作曲し、これをニコラーエワに献呈した。
Wikipediaより

ショスタコーヴィチに「24の前奏曲とフーガ」を書かせてしまったピアニストなのです。(ショスタコーヴィチはニコラーエワを半年近く毎日自宅に招き、作曲中の「24の前奏曲とフーガ」について意見を求めたといいます。)

当時(1951年頃)のニコラーエワ
ニコラーエワ1951

話を戻して、ニコラーエワ平均律クラヴィーア曲集ですが、レコード芸術で選ばれていたディスクは、1984,85年のデジタル録音でビクターVICC60607~10です。これは現在廃盤。

次善の策として、新曲から名盤まで6,500万曲以上の楽曲が(CD以上の音質で)聴き放題というAmazon Music Unlimitedを利用しました。

音楽配信サービスの欠点は、録音年月日等の情報が全くと言っていいほど得られないことです。1人の演奏家が同じ曲を複数回録音した場合、それがいつの何回目の録音かはジャケット画像を元に調べるしかありません。

私が聴いたニコラーエワの平均律は、ビクター盤ではなく、OLYMPIA盤なのですが、このOLYMPIA盤がいつの録音なのか調べてもわかりません。

ご存じの方がいらっしゃったら教えていただきたいです。おそらく、1984,85年にメロディアが録音した音源だと思いますが、これってビクター盤と同じなのでしょうか。

追記:
ブロ友パスピエさんに音源をご提供いただき、ビクター盤とOLYMPIA盤を聴き比べることができました。同じ演奏でした。演奏タイムも一緒でした。パスピエさん、ありがとうございました!
音質は僅かな差ですが、ビクター盤のほうが良いように感じられました。いずれにせよ慈愛に満ちた素晴らしい演奏でした。


ニコラーエワ第1巻
J.S.バッハ平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV846~869
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)


ニコラーエワ第2巻
J.S.バッハ平均律クラヴィーア曲集 第2巻 BWV870~893
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)


ピアノでバッハを弾くのであれば、このようにあらねばならないという、揺るぎのない信念を感じさせる、とても含蓄のある演奏でした。

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コメント

コメント(6)
ニコライエワの平均律
連日の更新、ご苦労様です

第1巻だけですがニコライエワ盤のファイルをアップしました
拙ブログでダウンロードできるサイトをご確認ください

パスピエ

2020/05/13 11:01 URL 編集返信
ハルコウ
Re:ニコライエワの平均律
パスピエさん こんにちは。

ベストセラーになったある小説に次のような(青年と少女の)会話があるのです。

「趣味はなんですか?」
「オンガクをきくこと」
「どんな音楽?」
「バッハがいい」
「とくにお気に入りのものは?」
「BWV846からBWV893」

この会話が忘れられなくて、私も「BWV846からBWV893」と答えられるように毎日聴いております。

ビクター盤とOLYMPIA盤は、同じ演奏で演奏タイムも一緒でした。音質は僅かな差ですが、ビクター盤のほうが良いように感じられましたので、大切になさってください。
いずれにせよ慈愛に満ちた素晴らしい演奏でした。

どうもありがとうございました。

ハルコウ

2020/05/13 15:34 URL 編集返信
Gulda
Gulda の 24-192 を手に入れてびっくり!
Philips のもこもこしたのは何だったんだ!!
ピアノのベスト盤!!!
聞いてみて!

haydn2

2021/08/16 21:43 URL 編集返信
ハルコウ
Re:Gulda
haydn2さん
Guldaの24-192とはどの録音のことでしょうか。
フリードリヒ・グルダの平均律クラヴィーア曲集は、2015年にMPSレーベルで復活したCDを入手して喜んで聴いていたのですが、昨年の10月にタワーレコード限定のSACDハイブリッド盤が発売されてしまいました。聴き比べてみたいものですが、8,361円ともなると購入するには勇気が入りますね。

ハルコウ

2021/08/17 19:06 URL 編集返信
Gulda
私はQobuzのstreamingから保存しています。一か月14.99ユーロです。日本からでも、ちょっとした工夫で利用できますが、日本からも完全正規のものなら、HighResAudioの24-96とDSD64があります。HighResAudioにもstreamingとdownloadがありますが、経済的には断然streamingからの変換です。streamingと比べても、保存したもののほうが音質は優れています。

haydn2

2021/08/18 15:29 URL 編集返信
ハルコウ
Re:Gulda
haydn2さん
私が利用している国内の音楽配信サービスには無いと思っていたのですが、今日検索してみたら、グルダの平均律クラヴィーア曲集のハイレゾを見つけました。今聴いているのですが、でも24bit/48kHzなのです。MPSのCDの音質とどちらが優れているかは聴き比べする時間が無いのでわかりませんが、やはりグルダの平均律は素晴らしいです。
私が通っているお医者さんは、いつも熱心にTidalを勧めます。海外の音楽配信サービスの方がクラシック音楽のハイレゾは充実しているのでしょうかね。

ハルコウ

2021/08/18 22:14 URL 編集返信
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